お風呂のタイプは大きく2種類に分けられ、「在来工法」と「システムバス」があります。
お風呂をリフォームする時、どちらの工法を採用すればいいのでしょう。
この記事ではそれぞれの違いについて詳しく解説しますので、リフォームの際はご参考になさってください。
在来工法とは
在来工法は昔ながらの作り方で柱や梁などで軸を組んで作る工法です。
下地材には防水加工を施し、その上にタイルやモルタルを重ねて作られています。
マンションよりも戸建て住宅に適しています。
在来工法のメリット
・大きさを自由に変えることができ、浴槽のサイズや設置箇所、洗い場の広さなどを自由に組み合わせることができます。
「自分でカスタマイズしたい」と、お風呂にこだわりがある方は在来工法がおすすめです。
在来工法のデメリット
・タイルを張る浴室だと、隙間にコーキングが充填されますが、そこにカビが発生する恐れがあります。
・経年劣化により、タイル目地や亀裂が入ることで水漏れを起こす場合があります。
システムバスとは
システムバスはユニットバスとも呼ばれています。
あらかじめ工場で作られた浴槽・天井・床・壁などのパーツを現場へ搬入し、組み立てた浴室をいいます。
マンションなどの集合住宅で多く採用されています。
システムバスのメリット
・繋ぎ目が少ないので、在来工法に比べて腐食や水漏れのケースは少ないです。
・出来上がった部品を組み立てる工事のため、短い工期で完工します。早ければ1~2日で完工するでしょう。
・天井・床・壁は乾きやすい素材で作られているため、カビの繁殖を抑えられます。
・システムバスの下には大きな防水パン(受け皿)が設置されるため、床から少し水が漏れても外へ流れる心配がありません。
システムバスのデメリット
・仕上がる浴室は決まった形・サイズなので、在来工法に比べて設計の自由度は低いです。
・既存の浴室の形や広さにより、施工できない場合があります。
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